河端です。
10月下旬にアルコール依存症の勉強会に参加するために大阪に行ってきました。
日本の依存症治療の中心的な役割を担っている久里浜医療センターで開設されている減酒外来の現状についての講演を拝聴し、その後の質疑応答で意見交換をしてきました。
アルコール依存症の治療は長らく断酒が基本であり、入院による断酒プログラムに参加することを前提とされていたため、なかなか治療に結びつかないことが少なくありませんでした。
しかし、近年は可能であれば患者様の希望に応じて、現実的な目標として減酒から治療を始めることも選択肢の一つとなっており、今年発行された新しいガイドラインにも明記されています。
当院でも減酒指導を行っておりますので、お酒の飲み方でお困りの方はぜひ御相談ください。
なお、症状によっては減酒ではなく断酒をお勧めすることもありますので御了承ください。
勉強会の後、参加された先生方と一緒に食事に行ってきました。
(食事会の際に撮影した先生方との一枚です。先生方からは快く掲載の御許可をいただきました。ありがとうございます。)
関東以西の各地から集まった先生と親睦を深める機会にもなりました。
全国で活躍されている“仲間”の先生方に負けないよう、これからも研鑽を積んでいきたいと思います。