アルコールについて(1) お酒の“適量”はどれくらい? | 福岡県太宰府市の心療内科・精神科『くすの木クリニック』

アルコールについて(1) お酒の“適量”はどれくらい?

くすの木「こころ」通信

福岡ソフトバンクホークスがリーグ優勝しましたね。2015年以来、2年ぶりの優勝です。優勝の喜びを肴にさっそく美酒に酔いしれている方もいらっしゃるかと思います。ただ、飲み過ぎて体調を崩されないよう、ほどほどにしましょう。

…と、何気なく「ほどほど」という言葉を使いましたが、適量のお酒の量を皆様はご存知でしょうか?アルコールに関する相談も受けていることから、日々の診療の中でも飲酒量についてはよくご質問いただきます。そこで、今回は“適切な飲酒量”についてお話したいと思います。

 

飲酒量を計算する際、お酒の種類によって度数が違いますので、純アルコール量に換算します。計算する方法があるのですが、今回はおおよその目安を知っていただければ十分ですので割愛いたします。計算した純アルコール量がどの程度なら適切なのかということになりますが、これは厚生労働省より示されている「健康日本21(第2次)」に“「節度ある適度な飲酒」としては、1日平均純アルコールで約20g程度である”と記載されています。この純アルコール約20gに相当するお酒のおおよその量が以下の通りです。

いかがでしょうか?「少ない!」と思わず声を上げそうになった方もいらっしゃるかもしれません。ちなみに、「健康日本21」では「節度ある適度な飲酒」について以下のような追記があります。

・女性は男性よりも少ない量が適当である

・少量の飲酒で顔面紅潮を来す等アルコール代謝能力の低い者では通常の代謝能を有する人よりも少ない量が適当である

・65歳以上の高齢者においては、より少量の飲酒が適当である

・アルコール依存症者においては適切な支援のもとに完全断酒が必要である

・飲酒習慣のない人に対してこの量の飲酒を推奨するものではない

 

当院では依存症の方の治療から減酒指導まで、アルコールに関して幅広く対応しております。体の病気だけではなく、こころの病気にもアルコールが悪い影響を及ぼすことも多いため、お酒との付き合い方はとても大切です。「自己流でなかなか上手くお酒を減らせない」「周りから止めるよう何度も言われるけどなかなかお酒が止められない」等、お酒に関するお悩みがある方はぜひお気軽にご相談ください。

 

福岡県太宰府市・大野城市・筑紫野市・春日市・福岡市エリアの心療内科・精神科 『くすの木クリニック』
〜うつ病、不安障害、適応障害、パニック障害、不眠症など〜
〒818-0104
福岡県太宰府市通古賀3丁目11番11号 サンシティ第2ビル2階
西鉄『都府楼前駅』徒歩2分
当日受診可能、無料駐車場完備
お問い合わせ

【診療時間】 9:00~13:00 / 14:00~18:00

メールでのお問い合わせ
初診の患者様へ アクセスガイド お問い合わせ