河端です。
あけましておめでとうございます。
今年は本日より診療を開始いたします。
引き続き感染対策を継続してまいりますので、ご来院の際は暖かい服装でお越しいただけますと幸いです。
昨年11月18日に大野中学校(大野城市)の薬物乱用防止教育で講義を行ってきました。
これまでと異なり、感染対策を行った上での開催となりました。
中学3年生の生徒、およそ200人にアルコールに関する様々な話題を講義するのですが、まだ飲酒経験の無い中学生に何を伝えたら良いか、毎年考えながら臨んでいます。
今回も学校側のご配慮で生徒の皆さんの感想をいただくことができました。
その一部をご紹介したいと思います。
酒を求めてしまうのは、快楽に浸りたいわけではなく、苦痛から逃れるための一つの道だということがわかりました。将来友だちが困っていたら相談に乗って気持ちを落ち着かせてあげると良いなと思いました。
アルコールに依存することは、何が原因で依存しているかを知ることが大事だと知り、周りの人がどんな原因でなったかを考えて差別せずに接していきたい。
今日の講話を聞いて、私が依存症の人を助けてあげられるかもしれないなら、その人に寄り添える人になりたいです。
アルコール依存症がどんな影響を及ぼすのか、とても詳しく知ることができました。「依存症は人が作る」という言葉がとても考えさせられました。依存症と判断することが正しいのか、なぜ依存症と言われるようになったのか、いろんな疑問が出てきました。私は将来医療の現場にたずさわる仕事をしたくて、今回の講演はとても興味深かったです。ありがとうございました。
今日の講演会を聞いて、アルコール依存症の人はその人が悪いと思っていたけれど、周りの人やうわさの影響も大きいことがわかりました。自分には関係のないことだと思っていたけれど、意外と自分にも関係があることだったので、自分のこととして、しっかり捉えて過ごしていきたいです。
毎年感想をいただくのですが、生徒の皆さんの考えがしっかりしているのにいつも驚かされます。
真剣に講義を聞いてもらえたことはとても嬉しく、今後の診療の励みになりました。
これからもより一層精進してまいりますので、今年もよろしくお願いいたします。