河端です。
2019年7月18日に筑紫医師会学術講演会でアルコール依存症に関する講演を行いました。
アルコール依存症ついては2018年に16年ぶりに治療ガイドラインが改訂されました。
過去のブログでもお伝えしましたが、このガイドラインでは『断酒』(お酒を完全に止めること)だけでなく、『減酒』(お酒の量を減らすこと)も治療の選択肢に加わりました。
また、アルコール依存症治療に日頃携わられない先生方が、どのようにアルコール依存症の方の対応を行うべきかについてもガイドラインに明記されました。
このガイドライン改訂の背景や依存症の方への具体的な関わり方、そして、そもそもなぜ人が依存症になるのかについて、日々の診療での体験を交えながらお話しさせていただきました。
今回は地元の医師会での講演ということもあり、日頃、地域の中で大変お世話になっている先生方の前での講演は気恥ずかしくもあり、いつも以上に緊張しましたが、参加された先生方から御質問・御意見を多くいただくことができました。
また、当日は会場周辺の道路が冠水する程の大雨でしたが、そのような中でも会場に足を運んでいただき温かいお言葉をかけていただきました。
今後もこれまで以上に地元の先生方と連携を深め、アルコール依存症のみならず、地域の皆様の心の健康を守っていけるよう研鑽を積んでいきたいと思います。
よろしくお願いいたします。